ケースデザインは、この時代定番の細縁、シンプル形状ですが、当時日本初となるアラーム機能を視覚的に表現するため特徴的なりゅうず配置と文字板中心の目安円板針で唯一無二のモデルに仕上げています。ラグ上面を2つの違う角度の面構成でエッジを付け、実際より細く見せています。ラグ裏エッジ部に面取りを付け肌あたりに配慮。
ケースデザインは当時主流だった細縁でシンプルな形状。
ラグ裏エッジ部に面取りをして肌当たりに配慮。ラグ上面を2 つの違う角度の面構成でエッジをつけ、実際より細く見せています。
初期モデルはアラーム音を共鳴させるために「二重ぶた式」になっており、中の共鳴用裏ぶたの音をきれいに響かせるために外ぶたには放音孔がついています。
ケースサイズに対して少々大きめの5.5mmのりゅうずを、2 時側にアラーム用、4時側に時刻修正用と2つ付け、操作性を良くし、デザイン的にも一番の特徴となっています。
文字板中心部に円形のアラーム時刻目安板を配し、全体が回転することで必常に分かりやすく使い勝手に貢献しています。
秒針はストレート、時分針はダイヤ形状の針という非常にベーシックな組合せですが、長い秒針と分針はボックスガラスとの干渉を避けるために先端をカーブさせています。