用の美
1958 年、国産初の「ベルのなる腕時計」として開発され、当時の大卒初任給とほぼ同額の9,200 円だったにも関わらず、様々なバリエーションも派生し長く売れ続けたモデルです。
付加機能であるアラームを文字板中心に目安針として表現し、使い勝手の良さそうなりゅうずを特徴のある2 時と4 時に配し、機能と意匠が美しくまとめられているところがその理由だと思います。
優れたデザインというのは、このように機能を説明書を見ずしても形だけで使い方とその目的が想像出来るよう、美しくまとめられているもののことだと思います。