見慣れぬボタンの配列、りゅうずの出っ張りの無いケースからバンドへの流れるようなスタイルはとても個性的で色褪せない輝きを放ちます。ケースのボリュームに対してバンドの厚みのギャップが「70年代らしさ」「おおらかさ」を感じさせます。
ケースとバンドの一体感。ゴールドで統一された色調。大胆なプッシュボタン配列は近未来の時計への期待が感じられ、レトロフューチャー感を漂わせています。美しさとレトロフューチャー感を感じさせます。
円周状にプッシュボタンを配置する斬新さ。すり鉢状に加工されたプッシュボタンの輝きは「機能」と「装飾」を両立させています。
上側:時刻&カレンダー表示。下側:カリキュレーター表示。ガラス裏面に印刷された文字(黒く描かれた部分)は黒ではなく少し茶色がかった色調で処理され、ゴールドで構成されたデザインとの調和が美しい。
23所に配置されたプッシュボタンはすり鉢状に加工され、先の細いもので押した際、確実に中心に導き押し損じを防ぐ効果をもたらします。
裏ぶた自体は当時のクオーツ時計と変わらないスクリューバック。「RSGP=ローズゴールド」は当時の時計では少数だったと思われます。プッシュボタンの円周配列の発想は腕時計のデザイナーならではのアイデア。全体をゴールドで纏っているが色調と濃淡の使い分けが秀逸。国産初の機能を纏った誇らしさを感じさせます。
デバイスカバーの樹脂色の緑とケースのゴールドのコントラストが美しい。駆動に要する電池は3 個。