2 時プッシュボタンは、通常隠してしまい見えないことが多いですが、プッシュボタンパイプをパイプではなく、大きくデザインされた部品にすることにより、あたかも「異形プッシュボタン」が付いたケースに見せています。多機能ムーブメントを使用していることを文字板デザインだけでなく、ケースでも表現しています。
金属文字板の採用によりそのようには見えないが、エコ・ドライブモデルであることを主張。
ローレットカットが粗めのピッチでつかみやすくなっています。また、「歯車感」があり、モダンクラシック調にデザインされた文字板と相まって、時計全体の雰囲気作りに一役買っています。ケースとりゅうずの間分に、一段遊びの隙が作ってあり、りゅうずを引き出しやすくしています。
シンプルなデザインですが、部品が積層され奥行き感があります。
3時/9時位置、ディスク針の上面部文字板に配置された部品ですが、上面はサークルヘアラインの加工がされ、外周部も斜面カットがされています。
6時位置ムーンディスクの上にレンズが取り付けられています。
形線を使うことにより、エッジの立った高級感のあるバンド。外列の端面にザラツの面当てがあり、スポーティーになりがちなデザインにエレガントな表情を加えています。
12時サブダイヤルの部品は、平面ですが段挽き加工がされており、角も斜面のミラーカットとなっています。
ディスク表示の一部を文字板で隠し、文字板も積層することによりレイヤー感が出ています。