シンプルで流麗。すべてが細い線で構成されています。贅肉の無いシェイプアップされたシルエットには、薄型時計かくあるべしといった品格があります。
重心を高く取り、風防から革バンドに流れる曲線を浅くすることで、腕に巻いた時の出っ張りを押さえ、より薄く見える形になっています。
柔らかい曲面で構成された裏面は、肌あたりの優しさを感じさせます。
重心の高いケース本体は、浅くラウンドしていて、腕からの出っ張りを押さえているため、時計を薄くみせています。
球面に絞られた裏ぶたは、鏡面に磨かれており高級な印象。筆記体のエッチング文字が優しい印象を与えます。
温もりを感じる球面文字板は、突起物の無いシンプルそのもの。品良く抑えた旭光目付けにカット時字が繊細な光を放ちます。
筆記体の印刷ロゴは、時計全体をエレガントな方向に引き寄せます。ダイヤの煌めきをイメージした十字のマークも繊細な印象を与えます。
12時は三本、その他11箇所は二本ずつのV溝で表現した切り時字。中央に向かって消え行く様は光をイメージさせ、近くで見るほど繊細な仕事がよくわかります。
シャープな印象を与えるダイヤ形状の針。山形に面押しされて反射光を半分の細さにしています。