多くの機能をシンプルに

PROMASTER AQUALAND 200m

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2024.08.28

プロマスター アクアランドは水深計搭載のダイバーズウオッチシリーズです。「アクアランドの“継承”と“進化”を感じさせるダイバーズウオッチを作る」という企画のもと、いま一度プロマスターの基本コンセプトに立ち返り、多くの機能をシンプルに表現した本格ダイバーズウオッチの開発を行いました。ミニマルなデザイナーズウオッチや、インパクト重視のデザインなどが混在する幅広い市場において、過酷な環境下にも耐えることができるよう機能性/耐久性/安全性を徹底的に追求した、新しいスタンダードとも言えるモデルです。高い機能性とデザイン性が評価され、2018年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

  

水圧センサーとねじロック構造

Prm Aqualand Im G02 Reプロマスターの水深計搭載のダイバーズウオッチは、1985年に発売されたアクアランド  デプスメーター以来「水圧センサー」を9時側に配置しており、シリーズのアイコンにもなっています。時計全体の「シルバー」と「黒」の配色バランスを考えながら、そのアイコンをより際立たせました。また、そのセンサーパーツを保護するために外周にガードを設け、さらに硬くて傷がつきにくい「デュラテクトDLC」を施しています。

また、ダイバーズウオッチには水中での誤作動防止のために「ねじロックりゅうず」が使われていることが多くありますが、このモデルでは、それに加えて「ねじロックプッシュボタン」も採用しています。水圧センサーと同様に、硬くて傷がつきにくい「デュラテクトDLC」を施しています。

夜光の色分けPrm Aqualand Im G01 Re S

多くの針が重なっても、暗所での視認性を確保した文字板と針をデザインしました。時刻表示系(時分秒針+インデックス)の夜光色を「グリーン」に、水深表示系(現在深度+最大深度)の夜光色を(ブルー)に色分けすることにより、水中でも誤認しにくい様に配慮しています。また、シチズンの時計の夜光塗料は放射性物質を含まない安全性の高いものを使用しています。

ユーザビリティ

B N2036 14 E Cu T05 Band のコピーダイバーズウオッチはその名が示す通りダイビング中に使用することができる時計です。そのためウエットスーツやドライスーツの上から着用することが想定されます。ただ実際の着用状況を考えると、マリンレジャーやアウトドアでの活動、一般的な日常生活の時間が大半を占めています。そこで着脱が簡単な「延長バンド」を付属し、ダイビング時と普段使い、どちらでも快適に着用できるようにしました。

多くの情報をシンプルに

B N2036 14 E Cu T02 のコピー時計としての「現在時刻」はもちろんのこと、水中では「水感知センサー」と「水圧センサー」が反応して、通常時には3時位置にある「水深針」が現在深度を指し示します。(3時位置を基点(0m)に設定し、水平=海面から徐々に海(下方)に潜っていくイメージを表現しています)水深は最大70mまで計測可能です。見返しリングに表示されている水深は、レクリエーションダイビングの潜水範囲である0~40mの目盛間隔を大きく設定し、40~70mの目盛間隔を小さくすることで判読性を高めています。「最大水深針」も搭載されていますので、浮上した後も、どこまで深く潜ったかを確認することができます。また9時位置のサブダイアルで潜水前に充電量を確認することもできます。

搭載しているムーブメントはアナログ式でありながら多くの機能を備えています。そのため、文字板の情報が渋滞を起こさないようにグラフィカルな表現は抑え、最低限の文字と、夜光や印刷の色分けで情報を整理するなど工夫しました。実際にダイビングで着用して、その真価を体験してもらえると嬉しいです。

2018年度グッドデザイン賞受賞
評価コメント


高い機能性とデザイン性、道具として良くつくり込まれたダイバーズウォッチとして、審査員の間でも評価が高かった。グローブを装着した状態でも操作できる厚みのある削り出しベゼル、海中実験に裏付けられた文字盤と針の視認性の高さ、リューズのロック機構、光発電による電源駆動。こうした高い機能性の探求で生まれた信頼をデザインで丁寧にまとめ上げている。自身のスタイル、考え方を象徴するモノとして、多くのユーザーの賛同を得るだろう。

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かきたてる

 左右非対称なシルエットがもつ強烈なインパクトは、「手にとってみたい」という衝動をかきたてます。文字板に大きく配された深度計と9 時位置のセンサーは、「実際に海に潜ったら…?」という想像をかきたて、それらが結果として「欲しい」という気持ちをかきたてます。  本モデルは、そうしたユーザーの潜在意識を「かきたてる」と同時に、しっかりとその気持ちを受け止める機能性を有しています。腕時計に限らずどんな製品にも言えることですが、機能性だけを単純に追求していった場合、無味乾燥かつ没個性なモノが生まれてしまう可能性が存在します。本モデルは、ISO/JIS 規格や海中での視認性等といった様々な制約がある中で、機能性とアイコニックな外観の両立を見事に果たしていると言えます。  「マンボウダイバー」という通称が示すとおり、シルエットだけでそれと判別できるインパクトのある外観を備えながら、ダイバーズウオッチとしての機能は一切損なわれていません。実用性と魅力的でユニークな外観の両立という、真にデザイナーに求められる役割を見事に体現したモデルだと言えます。

https://ms.citizen.jp/assets/073_10-05_デプスメーター_01

視認性

 命に関わるダイビングで使用されるダイバーズウオッチでは、防水性はもちろん、“視認性”が重要とされます。  本モデルは、世界初のエレクトロニクス水深計測機能を搭載。現在の深度や最大深度を計測できる他、水中で音が響きやすいアラーム機能まで付いています。ですが、やはり一番重要な情報は潜水時間です。深くなればなるほど、脳の判断力が落ちるため、瞬時に針を読み取れる“視認性”を追求し、時字や針のサイズ、形状、夜光の面積についても熟考されています。  まさに「ダイバーズウオッチのバイブル」と言っても過言ではない、先駆者的モデルです。

https://ms.citizen.jp/assets/071_10-03_1300 m ダイバー_01

機能性追求の先に 生まれるカタチ

 1300mの防水機能を備える強靭な時計を演出するために、見た目にも安定した塊感のある正方形のフォルムです。過度な装飾を省き、必用な機能のみを追求しています。  極力側面の凹凸を無くし、グローブを着けたままでも操作できるように、ベゼルには大きな切り込みが入っています。正面は、12 時 - 3 時の1/4部分(りゅうず部を除く)を90°ずつ回転コピーした、異型モデルでは稀なフォルムであり、このモデルの特徴でもあります。  飽和潜水から浮上した際、ケースの内圧が上がり、ガラスが飛び出ないための固定用4 本ねじも見事にデザインされています。  光の届かない暗い海の中での視認性を考慮して、針は全て形状が異なり、文字板は針とのマッチングも考えられています。  過酷な使用環境での機能性を追求し、無駄を省き生まれた、シチズンが考える「機能美」を具現化したデザインと言えます。

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飾るのではなく、削ぎ落とす。

シリーズエイトは、もともとは2008 年にデビューしたコレクションです。当時としては斬新な8 体構造のケースが特徴で、都会的でモダンなコンセプトを基調としていました。2014 年にひとまず幕を閉じ、それから8 年目を迎えた2021 年に再始動したのが、新生Series 8 です。シンプルかつモダンに。飾るのではなく削ぎ落とす。「引き算の美意識」と呼ばれるデザインコンセプトを継承しつつ、いま求められるスペックとたたずまいを兼ね備えた機械式のブランドとして、リスタートをしています。