FIVE FACES

MEME OF CITIZEN

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 ビジネスでもプライベートでも、旅行の需要が世界中で高まっていた2000年代初頭、当時世界最小のクオーツを用いたワールドタイムウオッチとしてこの時計は発表されました。
 特徴的な5つの文字板を持つ時計は、異なる都市の時間が一目でわかるようにというアイディアのもと生み出されました。この“ファイブ・フェイス”は女性ユーザーをターゲットに、バングル状のケースをシンプルかつシャープに、縦に貫いて配置されています。
 繊細なシープレザーのストラップは、コンテンポラリーでエレガントな印象を与えるだけでなく、装着感にも優れており、機能的な時計であると同時に、現代的なアクセサリーでもあるとも言えます。
 印象的な " ファイブ・フェイス " は、その“顔”ごとに時間を伝える実用品でもあり、あらゆる人にとってのワールド・タイム・テラーでもあります。

005_01-05_ミーム_02A very unique & delicate watch which can show 5 cities local time.

005_01-05_ミーム_03Bangle design with sharp case line appear simple contemporary styling.

005_01-05_ミーム_04鏡面仕上げを施したバングル型のケースは、コンテンポラリーでエレガントなデザインです。

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都市名はインクを使わずに刻印で表現。シャープでクリーンなケースにふさわしい、端正なフォントです。

005_01-05_ミーム_06Hidden crown keep the case clean & sharp with smooth curve.

005_01-05_ミーム_09シャープなミラー仕上げのケースとソフトな質感のシープレザーストラップの組合せは、時計であると同時にコンテンポラリーなアクセサリーとしての印象を与えます。

005_01-05_ミーム_07文字板に施された旭光仕上げのきめ細かい光沢は、文字板に鏡のような高い反射効果をもたらします。

005_01-05_ミーム_08針の先端は丸く、ベゼルのデザインと呼応しています。時針の色は赤、時刻を読みやすくしています。

WATCH

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挑戦するデザイン

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レトロフューチャー

 70 年代、時刻表示の新しい表示方式であるデジタル表示が開発されました。それは当時、近未来時計への期待を感じさせる表示機能でした。  この時計はデジタル表示の有効性を活かし、カリキュレーター(電卓)機能を初めて腕時計に追加するという発想のもとデザインされました。  時計と電卓機能の共有化を成し遂げた国産初の腕時計は、中央に表示モニター/外周に放射状に23 個のプッシュボタンを配置するという個性的なデザインスタイルで表現されています。腕時計のケースの基本である丸形状での表現をやり遂げたことが腕時計デザイナーならではの発想だと感じます。  15 度刻みに配置されたプッシュボタンの人工的な輝き。ケースとバンドの凹凸の無いシンプルなライン。これらは従来の挽き加工によるものであり、厚みのあるケースとクールなデジタル表示の組合せは新旧技術のアンバランスなレトロフューチャー感を生み出しています。  加えてこの初期モデルは金色で統一され、外装には各部材に異なる質感を持つ金色を巧みに使い分け、派手な色調にも関わらず品のある趣を醸しだしています。  特徴のある操作ボタンのレイアウトはスタンダードとはなりませんでしたが、先陣を切ったカッコよさ、誇りを感じさせます。

https://ms.citizen.jp/assets/100_12-08_L 漆玉_01

光を感じる時計

 漆玉、ダイヤモンド、スモークガラス。それぞれの光の反射が、光源や時刻によっても違った表情を見せる奥行きのあるモデルです。ケース形状や文字板デザインがシンプルだからこそ、ディテールの美しさが映え、機械的な時ではなく、光が映し出すゆるやかな時を感じることができます。  文字板に時字はないものの、時分針は見やすく、時計としての機能を併せ持つブレスレットという印象です。  また、漆をいわゆる伝統的な見せ方ではなく、モダンなデザインで時計と融合させており、伝統技術の現代的な表現も楽しむことができます。  アシンメトリーな形状ながらも着けやすく、モダンなジュエリーを身につけているような特別感があります。

https://ms.citizen.jp/assets/099_12-07_L ムービングダイヤ_01

自然の生命

 CITIZEN L には自然の中にある形状や光にインスパイアされたデザインテーマが多く、本モデルも「朝露」がテーマになっています。  ケース上の3 粒のダイヤがケースカーブに沿ってサラサラと滑らかに動き、時字が文字板上に散るように配置されている様子が、何も知らずにこの時計を見たとしても、自然の情景を思い起こさせるようなストーリーが秘められているデザインです。  パーツを見ていくと、文字板パターンや時字の配置、りゅうず位置、ケース形状など非対称な部分が多いにも関わらず、それぞれが均整の取れた位置に収まっているため、違和感や着けづらさはありません。非対称なデザインによって、自然の生命感を思わせるリズムや動きが生まれ、画一的な時間ではなく、ゆったりとした自然の時間を感じさせます。  ダイヤモンドが多く使われておりジュエリー感のある時計ですが、時字の配置やケースとバンドの隙間の取り方に抜け感があり、普段使いも可能なデザインテイストになっています。