流れの中にあるリズム
または流線型であること
視覚的、また物理的にも腕への装着感の高さを感じさせるデザインになっています。
バンドからケースにかけて、流れるようにラインがつながっています。しかしそれは単調なリズムで終わっていません。ケースに流れ着いたとき、突然テンポを変えています。そのことで、単純なフルフローデザインで終わることなく、ケースの存在感もしっかり表現されています。
全体の仕上げを見てみると、両サイドのみミラー仕上げにし、大きな面を占めるセンター部を12時 - 6 時ヘアラインとしています。これによりステンレス素材の持つ魅力を十分に引き出されています。
文字板に目を移すと、色調はシルバーで、ほぼケース、バンドと同色であり、このモデルを語る上での大きな特徴と言えます。文字板をケース、バンドと色調においても一体化させることにより、流れるようなデザインの表現がより強まっています。
文字板上の表記も白印刷であり、同一トーンへのこだわりが表れています。形状もさることながら、色調に関しても流れを意識したデザインが大きな魅力となっています。