RELATED
挑戦するデザイン
シチズンは100年を超える歴史の中で数多くの世界初、世界一を生み出してきました。この記事では、時代のテクノロジーを取り込みながら、腕時計の新しい可能性を切り開いてきたエポックメイキングな商品を紹介します。
狙ったインパクト
国産初の電子腕時計ということで、歴史に残る時計になるという確信を持ち、かなりのインパクトを与えるデザインにしたかったという強い意気込みが感じ取れます。デザイナーの意図通り、一度見たら忘れられないモデルとなりました。 当時の大卒初任給が約30,000 円で、このモデルの価格とほぼ同じでした。にも関わらず人気を博し、シチズンの歴史にもインパクトを残しました。 ただインパクトがあるというだけでなく、小ぶりで薄く見せようとする工夫、りゅうずをケースシルエットに隠すなど、腕時計に求められる本質を忘れていない点も、評価できる点でしょう。