逆転の発想
ケース見返し面にソーラーセルが配置されるリングソーラーの構造上の制約を逆手に取り、ケース内側にまるで宙に浮いたようなリング形状を配置したモデル。
内側の文字板と外側の別体リングをあたかも内外の高低差を付けた立体的な一枚文字板のように感じさせる視覚的な効果を生み出しています。文字板から外周別体リングにかけて同じ型打パターンを施し、時字を放射状に繋がるように配置していることも、より効果的に見せるのに重要な役割を果たしています。
見切り径の制約から解放されたワイドオープニングのケースは、裏側を大胆に刈り上げることで、正面からの印象とは違った薄く見せる意外な効果を創り出すことに成功しています。