アナログとデジタルの融合
Ver.2.0
この時計を一言で説明すると、「アナログとデジタルの新しい関係を示した腕時計」です。デジタルウオッチが持つビジーな印象を刷新する挑戦とも言えます。
1978 年、シチズンは国産初のコンビネーションウオッチである「デジアナ」を発売しました。初期のコンビネーションウオッチは、デジタル表示とアナログ表示が独立したレイアウトになっていました。その後、針の下にデジタル表示のある一体型のデザインが主流となり、本モデルの液晶レイアウトもこのタイプです。
本モデルの最大の特徴は、何と言ってもデジタル表示のシャッター機能。通常はシンプルな3針として着用し、カレンダーやクロノグラフなどの機能を利用したい時だけデジタルを呼び出すことができます。「シャッター」というだけあり、液晶が上下にだんだんと開閉するエフェクトが魅力的です。腕時計としてのシンプルさや高級感と、デジタルの機能性の良いとこ取りを追求しています。コックピットの計器のようにメカニカルでビジーなデザインを演出する常時表示型コンビネーションウオッチを「アナログとデジタルの融合」の第1 世代とするなら、液晶を必要な時以外背景と同化させることで、腕時計としてのシンプルさや高級感を兼ね備える本モデルは、第2 世代と言えるかもしれません。