懐かしさと愛おしさ
祖母や母から受け継がれたようなアンティーク時計をイメージしています。丸みあるころんとした小さなケースに、少し内側に絞ったメッシュバンドを直付けしています。スケッチは簡単に描けますが、当時はロウ付け技術が衰退しており製造不可と言われました。そんな中、技術者が製造方法を開拓してくれたおかげで量産化が実現しました。小さい文字板の中には、花びらのようにゆらゆらしたパターンをベースにし、レール切分と、先がシュッと尖った味のあるアールアラビアを入れ、細部にまで懐かしさや、愛おしさを感じられます。