Shota Mimura

DESIGNER

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名前
三村 章太
専門
プロダクトデザイン
地域
日本
経歴
大学では椅子の構造を研究。シチズンではウオッチデザインのほかに、CAMPANOLAブランドマネージャーやATTESAの宣伝、新規事業の立ち上げ、イベントの企画、運営などに携わる。
好きな本
森見登美彦「熱帯」、村上春樹「海辺のカフカ」、野矢 茂樹「哲学の謎」
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遊んで、学べて、すぐできる

コロナの流行により、家にいる時間が長くなった子育て世代に、楽しいおうち時間を過ごしてもらうため立ち上げたプロジェクト。子育て中の社員が有志で集まり意見を出し合うことでボトムアップ的に生まれた活動です。コロナが5類に移行した現在も、「遊んで、学べて、すぐできる」というコンセプトのもと家の中で子供と大人が一緒に楽しめるクラフトアイデアをSNS等で発信しています。

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アナログとデジタルの融合 Ver.2.0

この時計を一言で説明すると、「アナログとデジタルの新しい関係を示した腕時計」です。デジタルウオッチが持つビジーな印象を刷新する挑戦とも言えます。 1978 年、シチズンは国産初のコンビネーションウオッチである「デジアナ」を発売しました。初期のコンビネーションウオッチは、デジタル表示とアナログ表示が独立したレイアウトになっていました。その後、針の下にデジタル表示のある一体型のデザインが主流となり、本モデルの液晶レイアウトもこのタイプです。 本モデルの最大の特徴は、何と言ってもデジタル表示のシャッター機能。通常はシンプルな3針として着用し、カレンダーやクロノグラフなどの機能を利用したい時だけデジタルを呼び出すことができます。「シャッター」というだけあり、液晶が上下にだんだんと開閉するエフェクトが魅力的です。腕時計としてのシンプルさや高級感と、デジタルの機能性の良いとこ取りを追求しています。コックピットの計器のようにメカニカルでビジーなデザインを演出する常時表示型コンビネーションウオッチを「アナログとデジタルの融合」の第1 世代とするなら、液晶を必要な時以外背景と同化させることで、腕時計としてのシンプルさや高級感を兼ね備える本モデルは、第2 世代と言えるかもしれません。

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幾何学のテンション

文字板のサブダイヤル同士の重なりや、ボーダーパターンとレコードパターンの組合せなどで構成されたレイアウトは、各要素が幾何学的に整理されていて、見る人に知的な印象を与えます。 ベゼルのコーナー形状は、円/接線/円錐面で構成されたシンプルな幾何形状の組合せ。それでいて、視線の変化によって逆アールに見えたりするような有機的な感覚を生み出しており、このモデルに固有のテンションを加えています。 モノクロの世界の中に幾何形状がロジカルに組み合わさって、隅々まで調和する緊張感を生み出すことで、腕時計が本来持っている知的な側面を表現したモデルです。

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美の融合

 「宙空の美」と「日本の美」がうまく融合されている、魅せるモデル。  職人の手作業による漆塗り+塵地螺鈿、立体的な文字板構成、ムーンフェイズなど複雑な要素が多くありながら、過度な装飾性は感じられず、いつまでも眺めていたくなる魅力があります。おそらく、サイズだけでなく色や仕上げも含めた、要素の足し算/引き算のバランスが優れているからではないでしょうか。  シンプルながらダイナミックなケースが器となり、細部にまで緻密にこだわりを感じる華やかな文字板を、うまく引き立てています。